【レビュー】 TK-FCM107XBK エレコム 薄型テンキーレスキーボード

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今回はエレコムの低価格キーボード「K-FCM107XBK」をレビューしてみます。
「コンパクトな薄型キーボードが欲しい」って人から 「日本語配列109からテンキーだけ取ってくれ頼む」って人までをターゲットにした、実はありそうであまりないニッチなキーボードです。

この記事の内容

実はありそうで、あまりないキーボード

薄型テンキーレスキーボードはなぜか独自のキー配列を採用している商品も多いため、一般的なキー配列( 日本語配列109 )のキーボードのテンキーレス版を探すだけでも困難を極めます。
(メカニカルキーボードならあるんですけどね)
さらにキーストロークが2.5mmのキーボードとなると、もうほとんど絶滅しています。
そんな中、エレコムのK-FCM107XBKは日本語配列109のテンキーレス版でキーストロークも2.5mmという非常にありがたい製品です。

製品の写真

  • 上からの写真1
  • 上からの写真2
  • 上からの写真3
  • 背面の写真
  • LEDの写真

こんな用途に向いている

しばらく使ってみて、どんな用途に向いているのか考えてみました。

  • ネットやメールの文書作成
  • ゲーム用キーボード(テンキーレスのため)
  • ペンタブレットや液晶タブレットのサブキーボード
  • DTMなどのサブキーボード

一方で、キーが角ばっているため、文字をガンガン打つ用途には向いてないように思います。
具体的に長所と短所を見てみましょう。

長所

キー配列が日本語配列92キー(日本語配列109のテンキーレス)

このキーボードの一番の魅力は日本語配列109のテンキーレスであること。
メカニカル以外でこの配列のキーボードが少ないので貴重。

キートップがフラット

メカニカルキーボードが苦手な理由はキーの並びがひな壇状になっていることです。
つまり手前が低くて奥に行くほど高くなっているデザインです。
それが嫌でキートップがフラットなパンタグラフを良く使っているのですが、このキーボードはそれに近い。

キーストローク2.5mm

キーストローク2.5mmはパンタグラフと同じ深さなので、
パンタグラフ方式に近いキーボードを探している方には良いでしょう。

価格が安い

1台1,000円前後の低価格キーボード。 なのに普通に使えるのが凄い!

短所

メンブレン方式である

キーの写真2

低価格キーボードであるため仕方ないが、メンブレン方式を採用している。
メンブレン方式とはテレビのリモコンみたいな方式です。
キースイッチ部分はプラスチック製になっていますが、その下にはゴムの接点があるので、キーの押し感がぶよんぶよんしている。
シッカリした打鍵感が好きな人向けではない。
最近のキーボードはほぼメカニカルかメンブレンの二択になってきている。

キーに丸みがない

キーの写真1

キーが角ばっているため、タイピング中に指が引っかかる。
タイピングが早い人ほど気になるかもしれない。

エレコム公式の「製品の特長」に答えてみる

エレコム公式サイトには、このキーボードの「製品の特長」が書いてあります。
その特長を引用しながら、僕の使用感を書いてみます。

「製品の特長」 はK-FCM107XBKの商品ページから引用しています。

引用元:https://www.elecom.co.jp/products/TK-FCM107XBK.html

サクサクと軽い打ち心地を実現したキー設計を採用した薄型キーボードです。

たしかに軽い打ち心地です。 クリック感はないがそれが良い。

キーを押した際の重さが、当社従来品と比較して約18%軽くなっており、小さい力でキー入力することができます。※TK-FCM075TBKと比較

打ち心地は軽いが、キー自体が角ばっていて時々引っかかる。

キーストローク2.5mmの薄型キーを採用し、素早いキー入力を実現します。

パンタグラフキーボードは2.5mm前後なので、パンタグラフに近いストローク。
メカニカルキーボードは最低でも3mm前後なので、パンタグラフ寄りの設計で好き。

最薄部は約12.7mmで、スタイリッシュな薄型設計です。

側面からの写真1

左が僕が普段使っているFILCOのパンタグラフキーボード(生産終了)で、右がK-FCM107XBKです。
パンタグラフキーボードに比べると厚いですね。
メカニカルキーボードくらいの厚さですが、キートップがフラットなため許せる範囲。

タイピングしやすい、JIS規格準拠の標準日本語配列を採用しています。

標準日本語配列のテンキーレスは貴重なのでありがたい。

大型のエンターキーや、独立して配置されたDeleteやInsertなどの特殊キーにより、誤入力しにくく快適なキータイピングが行えます。

独自のデザインっぽく書いてありますが、日本語配列109の仕様通りです。

ボリュームやメディアプレーヤーの操作などを専用キーで実行できる12種類のマルチファンクションキーを搭載しています。

これは音量調節がしやすくて便利!
でも、ファンクションキーが右下にあり、よく使う音量調節がF2、F3、F4なので、片手でギリギリ届く距離。
F10、F11、F12だったらよかった。

電池が不要で、PCに挿すだけですぐに使用することができる有線接続タイプです。

ワイヤレスにこだわりがないなら、堅実な有線タイプが良い。

長さ1.5mのケーブルを採用しており、デスクトップPCなどでも余裕のある配線が可能です。

過不足のない丁度いい長さでした。

デスク周りのスペースを有効に使えるテンキーレスのコンパクトタイプです。

これが購入目的の一つ。
テンキーは使う機会が少ないので、無くても良い人におすすめのキーボード。

キートップをラバードームで支えるメンブレン方式を採用しています。

このキーボードの最大のダメな所がメンブレン方式というところ。
ただメンブレンの中では良い出来である。

キートップにはスタイリッシュで見やすいオリジナルフォントを使用しています。

オリジナルフォントってことにすら気が付かなかった。
読めればフォントは何でもいいかな。

打鍵しやすいキーピッチ19mmで快適なタイピングが可能です。

キーピッチは良いのですが、キーの角が角ばってるので引っかかる。
キーとキーの間の隙間(アイソレーション)は好みの問題。
個人的にはあっても問題ない。

姿勢に合わせて傾斜角を2段階で調整できる角度調整スタンドが付いています。

僕はフラットが好きなのでスタンドは使いませんが、一応角度が変えられる。

スタンドにはしっかりしたキータッチに役立つ滑り止めが付いています。

スタンドの写真

レビューにはスタンドが折れたって人もいますので、スタンドの強度には期待しない方が良いと思います。

まとめ

エレコムの低価格キーボード「K-FCM107XBK」 についてレビューしてみましたが、価格の割には凄くよくできていて、ちゃんと利益が出るのか心配なくらい。
文字をガンガン打つ用途には向かないですが、普段使いであれば十分使えるキーボードです。

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