いぼ痔の痛みがビオスリー(整腸剤)で改善した話し【体験談】

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この記事は半年程いぼ痔に悩んだ僕がビオスリー(整腸剤)を飲んで痛みが改善したお話しです。(あくまで個人の感想です)
ビオスリーとは腸内環境を改善する安全性の高い整腸剤の一種で、新ビオフェルミンSや強ミヤリサン錠などの同列商品です。

痔になった人のほとんどが、できるなら市販薬で治したいと思っているのではないでしょうか。
そして最初に試すのがボラギノールの軟膏でしょう。 しかし、一時的に痛みは引くけど再発しませんか?
僕は病院(肛門科)に行き処方して頂いた軟膏を使いましたが、それでも使い切ると痛みが再発しました。
これは根本的な原因があるのだと思い、整腸剤を飲み始めてから痛みが改善したので、そこまでの話をまとめてみました。
何度も痔の痛みが再発する人は必見です。

この記事の内容

お尻が痛かったので病院に行ってみた

我が家はおばあちゃんの代から痔持ち一家で、祖母、父、兄、僕と痔持ちです。
父はイボ痔の摘出手術を2回、兄は痔瘻の手術をしています。
そんな家庭環境なのと、2か月ほど肛門あたりが痛かったので、恐る恐る肛門科に行って診て頂きました。

診察はまず先生に症状を話しました。
父が以前にお世話になっていたのでその話しをしたら「顔は忘れちゃうんだけど、お尻を見ると思い出すよ」って冗談を言うような面白い先生でした。
その後ベッドに横になると、先生が肛門の中に指を入れて触診しました。
触診の時間は10秒です。(はやっ!)
「あ、2つあるね。」って言われて絶望しました。
結果は初期のいぼ痔という診断でした。
ただ、出血はない段階なので、薬で様子を見ましょうということで薬を処方して頂き帰ってきました。

病院で処方された薬

僕が病院で処方して頂いた薬と、我が家で一番重症だった父が処方してもらった薬を見てみましょう。
整腸剤の有効性を説明する前に、病院がいぼ痔の患者さんにどんな薬を処方するか知っておいてください。

ヘモレックス軟膏(注入できる軟膏)

痔核・裂肛の症状(出血、疼痛、腫脹、痒感)の緩解
肛門周囲の湿疹・皮膚炎

ヘモナーゼ(飲み薬)

痔核・裂肛の症状(出血、疼痛、腫脹、痒感)の緩解
肛門部手術創

マグミット(下剤)

便秘症の改善。 便を柔らかくして肛門への負担を軽減します。

ビオフェルミンR(整腸剤)

市販薬の新ビオフェルミンSの医薬品版です。
乳酸菌によって腸内環境、便の状態を改善します。

※手術後には、抗生剤も出ましたがここでは省略します。

この内、初期のいぼ痔と診断された僕が処方されたのは、ヘモレックス軟膏とヘモナーゼの2つでした。
処方して頂いた2つの薬を使っている間は、痛みもなく快適に過ごせたのですが、薬が終わってしまうとまた痛みがで始めたので、
これは根本的な原因は他にあるんだなと思いました。
父の処方薬と比べて、僕には下剤と整腸剤が処方されていなかったことは知っていたのですが、整腸剤の有効性に気が付くのはまだ先です。

処方薬に整腸剤が含まれる理由

ヘモレックス軟膏やヘモナーゼは出血や炎症や痛みを抑える薬です。
マグミットは便を柔らかくするためのお薬です。
炎症があると肛門が小さくなり、便が細くなるのですが、この状態は硬い便が通ると出血しやすいので、マグミットが処方されるようです。
ここまでが出血や痛みがある急性期に役立つお薬です。

そして整腸剤のビオフェルミンRです。
これは痛みや腫れには効かないお薬ですが、長期的に腸内環境を改善するためのお薬です。
腸内環境が改善することで、腸の粘膜を強化したり、便秘を解消し便を柔らかくするためのお薬です。
僕の場合、便が硬いということはなかったので、粘膜の強化の恩恵が大きかったのではないかと感じています。
とても大切なことですが、このお薬が病院で処方されるということは、整腸剤は痔を改善するために有効なお薬であり、医学的に効果が証明されているということになります。(そうじゃないと保険が効きませんから)

病院も「痛みや出血を抑える薬」と「腸内環境を改善する薬」の2段構えで治療しているということを覚えておいてください。

市販薬で治すならボラギノールと整腸剤がセット

病院でも2段構えで治療するという話しをしましたが、市販薬で痔を治そうとする人の多くは、ボラギノールの塗り薬だけで治そうとしていませんか?
これだと一時的には痛みは引くかも知れませんが、根本原因である腸内環境が改善されないため再発しやすい状態のままです。
病院でも整腸剤も処方されているように、市販薬で治療する場合でも整腸剤を飲んだ方がいいというのはなんとなくわかります。

ただ整腸剤って言われても薬品名がパッと思い浮かばないですよね。
唯一「新ビオフェルミンS♪」はCMで聞いたことがあったのと、父がビオフェルミンRを処方されていたので、
似た名前の新ビオフェルミンSを買って飲んでみました。

ちょっと余談ですが・・・

ボラギノールのCMの刷り込みは凄いですよね。
「なんかお尻が痛いな~」って思ったら「ボラギノールを使ってみるか」って自然と思考してしまうくらいちゃんと刷り込まれていました。
まさか自分が使う日が来るとは思ってもいませんでしたが・・・迷うことなくボラギノールの一択でした。 

市販されてる整腸剤の数々について

ここまで整腸剤の有効性とビオフェルミンSを飲んでみたという話しをしましたが、
整腸剤を使うにしても複数発売されていてどれを買ったらいいか分からないですよね。
日本で販売されている整腸剤の有名どころをおさらいしておきましょう。
一応、商品名と入っている菌の種類について並べておきます。

新ビオフェルミンS(大正製薬)

・コンク・ビフィズス菌末
 主に大腸にすみつき、乳酸と酢酸をつくり整腸効果をたかめます。

・コンク・フェーカリス菌末
 主に小腸にすみつき、すばやく増えて乱れた腸内フローラを整えます

・コンク・アシドフィルス菌末
 主に小腸にすみつき、乳酸を多くつくり、有害菌を抑えます。

強ミヤリサン錠(ミヤリサン製薬)

・宮入菌末
 腸内において発育し、有機酸(酪酸、酢酸)並びにビタミンB群を産生し、腸内有益菌(ビフィズス菌・乳酸菌)の発育を助長し、
 腐敗や異常発酵の原因になる有害細菌の発育を抑制して腸の働きを正常にします。

ビオスリー(アリナミン製薬)

・酪酸菌
 大腸で働く。
 腸内を有用菌(善玉菌)が棲みやすい環境にし、腸内フローラを整える。
 酪酸を産生し、大腸のバリア機能に必要な粘液の分泌を促す。

・乳酸菌(ラクトミン)
 小腸~大腸で働く。
 乳酸を産生して腸内フローラを整える。
 酪酸菌を増やす。

・糖化菌
 小腸で働く。
 腸内有用菌(善玉菌)の乳酸菌やビフィズス菌を増やす。

※各メーカーサイトから引用しました。

商品ごとに入っている菌種が異なり、効能も違いそうですが一般人にはどの菌が自分に有効か分かりません。
それについてネットでも調べてみたのですが、結局のところ1カ月くらい飲み続けて自分で効果を確かめるのが良いという結果でした。

結局ビオスリーが自分には合っていた

僕が先に試したのは新ビオフェルミンSでした。
ただ、あまり効果を感じなくて「整腸剤って効かないじゃん」って思ったくらいです。
それでも半月ほど飲んでみましたが、効果はいまいちでした。
その後しばらくして、別の理由でビオスリーを飲み始めたら「あれ、なんかお尻の痛みがよくない?」って思い始めたのです。
個人差はあるかもですが、僕は2日目くらいから「なんかいいかも」って思いました。
肛門の粘膜の痛みが和らいだ感じがして、同じ整腸剤でも菌種が変わると、効果も違うんだなと実感しました。
酪酸菌の説明のところにも「大腸のバリア機能に必要な粘液の分泌を促す」と書いてありますが、そういうことかと思いました。

有名な整腸剤は上記の3種で、どれも処方薬版もある信用できるお薬です。
また副作用もほとんどなく、子供から利用することができます。(説明書をよく読んでご利用ください)

どの整腸剤から初めても良いと思いますが、もし迷うようでしたら最初はビオスリーから始めてみといいでしょう。
ビオスリーは色んな方がレビューされていますし、アマゾンの評価も良いですので。

まとめ

病院でも痔の治療には炎症を抑える塗り薬や飲み薬と、長期的に腸内環境を整える整腸剤を処方しています。
市販薬で言うなら、ボラギノールの軟膏や飲み薬と、ビオスリー(もしくは新ビオフェルミンS、強ミヤリサン錠)です。
僕はビオスリーで症状が改善しましたので、皆さんにもお伝えしたくて記事にしてみました。
何度も繰り返す痔の痛みで悩んでいる人は是非試してみてください。

ただし、いぼ痔の症状として、脱出している、出血が酷い、痛みが強い、熱がある場合はすぐに病院に行ってくださいね。

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